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ORS 2018 Annual Meetingに参加して

更新日 2018.3.16

H21卒
吉野 謙輔

 2018年3月10-13日にアメリカ・ニューオーリンズで開催されたORS 2018 Annual Meetingに参加してきましたのでご報告いたします。

 ORSは米国での整形外科基礎学会に当たる国際学会で、世界中の整形外科に関する基礎・臨床研究者が集まります。当教室からはリウマチ股関節グループの萩原、菅野、吉野、スポーツ膝グループより榎本、中川先生がポスター発表に採択され参加しました。また同門からも多数の演題採択があり、現地で多くの方々にお会いすることができました。

 本学会では口演・ポスター合わせて2000を超える演題が発表されておりました。その内容は骨・軟骨・筋・神経などの生化学的基礎実験に関するものから、CT/MRIを用いた画像研究、人工関節・脊椎インスツルメントに関するバイオメカニクスなど多岐に渡り、ポスターセッションの時間では各所で熱いディスカッションが繰り広げられておりました。萩原助教のMRI T1ρ/T2 mappingを用いた半月板評価に関する演題にも数名の外国人研究者たちが足を止め、お互い流暢な英語による意見交換がなされているのが印象的でした。私の研究のひとつである、TKAにおける3次元的術後評価の演題に関しては残念ながら足を止めてディスカッションする方はおりませんでしたが、似た内容の他国の演題に対していくつか意見交換できたことは本学会での収穫となりました。

 開催期間中はニューオーリンズの食・音楽・スポーツ文化に触れる機会も数多くありました。食べ物に関しては地元名物のガンボスープ、ジャンバラヤ、ベニエと呼ばれる粉砂糖をまぶした四角いドーナツが特に美味しいと感じました。またバーボンストリートの各店で毎晩開催されるJazzの演奏は歩く人々を陽気にさせ、St. Patrick Day Festivalと重なって大変な賑わいでした。またニューオーリンズはPelicansというNBAチームの本拠地でもあり、世界最高レベルのプレーはバスケをあまり見たことがなかった私でも大変面白く、数々のスーパープレーに興奮したことを強く覚えています。

 私はAAOS後半からの参加にて、合計5日間の滞在ではありましたが公私共々大変充実した渡米となりました。このような機会を与えてくださった大鳥教授をはじめ、日頃からご指導頂いております中村講師、萩原助教、お互い切磋琢磨し合いながら今回最高の思い出を共有できたリウマチ股関節グループ同期、その他留守中に多大なるご迷惑とご協力いただきました大学病院諸先生方、関係者の方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。