第59回日本側彎症学会 開催記
更新日 2025.11.4
第1回「Spine Week Japan 2025」(SWJ2025)が、皆様のおかげをもちまして、大盛況のうちに無事終了いたしました。第59回日本側彎症学会もその一環として盛会裏に終えることができ、会長として安堵するとともに、ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
脊椎関連7学会が揃う初の合同開催は調整も多く大変なことの連続でしたが、今回は7学会のうち3学会の会長を千葉大同門が務めるという大変心強い体制でした。日本成人脊柱変形学会会長の大鳥精司教授、日本脊椎インストゥルメンテーション学会会長の高相晶士教授、そして私です。日本側彎症学会の歴史において千葉大同門からはこれまで7名の会長が選出されておりますが、SWJ全体を力強くまとめてくださった大鳥教授、親身になってご指導いただいた高相教授をはじめ、伝統ある同門の先生方と緊密に連携できたことが、SWJ成功の大きな一因だと確信しております。
また、SWJの膨大な実務を担ってくださった古矢丈雄先生、学会事務担当としてご支援いただいた宮城正行先生、牧聡先生、そして医師としてのキャリアを通じて私を導き、今回も大きな支えとなってくださった南昌平先生。皆様のご支援に、改めて深く感謝申し上げます。
今回、私たちが掲げた側彎症学会のテーマは「連携の力で築く:側弯症診療の新しい展望」でした。このテーマをまさに体現してくれたのが、聖隷佐倉市民病院の仲間たちです。聖隷佐倉からは総勢30演題もの発表が行われました。これは、当院での研修を終えた若手医師が異動後も継続的に研究を続けてくれていること、そして多職種スタッフが研究に取り組んでくれた「連携の力」の素晴らしい成果です。
その結果、聖隷佐倉のチームから、
• 坂下 孝太郎先生(最優秀演題賞 / 日本側彎症学会)
• 水谷 雅哉先生(Case Report Award / 日本脊椎インストゥルメンテーション学会)
という、素晴らしい受賞者を輩出する快挙にも繋がりました。彼らの努力を心から誇りに思います。
SWJ2025という大きな挑戦を、千葉大学同門の皆様、そして聖隷佐倉の素晴らしい仲間たちと共に成し遂げられたことは、会長としてこの上ない喜びです。
改めて、本学会に関わってくださったすべての皆様に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。




