第7回 JASA(Japan Association of Spine Surgeons with Ambition) 参加記
更新日 2018.8.21
平成30年8月4,5日に広島のリーガロイヤルホテル広島で行われました、第7回JASA(Japan Association of Spine Surgeons with Ambition)に参加しました。本学会は日本中の50歳未満の新進気鋭の若手(?)脊椎外科医が一堂に会し脊椎について議論する会で、同門からは現在、古矢丈雄先生(H13卒)が世話人となっております。
本年は広島大学の中西一義先生が当番世話人であり、「鯉視眈々」とさすが広島カープのお膝元を感じさせるテーマで行われました。私は今年初めて参加させて頂きましたが、本会の理念の一つに「思う存分ディスカッションを戦わせる」ことがあり、文字通り各セッションの発表が終了するや否や20名ほどの質問者が立ち上がり、矢継ぎ早に質疑応答を交わす姿は、見ていて圧倒されるものでした。
特別講演ではJA広島総合病院病院長の藤本吉範先生に脊柱変形に伴う椎体の骨浮腫像およびその治療法について、また広島大学大学院整形外科学教授の安達伸生先生に軟骨再生について大変貴重な御講演をいただき、信念を持って研究し続けることの大切さを学びました。
千葉大学からは古矢丈雄先生と、今回は初めて設けられた若手女性医師のセッション(なでしこ枠)において今村優香里先生(H27卒)が発表され、また関連病院からは北里大学の井上玄先生(H11卒)、東邦大学医療センター佐倉病院の高橋宏先生(H15卒)が発表されました。どの発表、質疑応答も素晴らしく会場は盛り上がっておりました。
ディスカッションの場としての本学会への参加は非常に有意義なものでありました。
本学会の参加にあたり御尽力を頂きました大鳥精司先生はじめ教官の先生方、また日本臓器株式会社にこの場を借りて御礼を申し上げます。
JASA参加記
今村 優香里 (H27)
2018年8月4日、5日に第7回JASA(Japan Association of Spine Surgeons with Ambition)が広島県広島市・リーガロイヤルホテル広島にて開催されました。
この学会は、若手脊椎外科医の先生方が全国各地から参加される学会で、今回発表者として参加させていただきましたのでご報告させていただきます。
JASAは`自由な発表と熱いディスカッション’の実現をモットーとした学会で、今回も途絶えることのない質疑応答と議論が繰り広げられており、他では味わうことのできないほどの刺激を受けました。
そのような熱い学会で、私は今回から設けられた`なでしこ’という、女性医師による口演のセッションで『転移性脊椎腫瘍による運動麻痺に対する手術療法の検討』について発表させていただきました。
大勢の脊椎外科の先生方の前で発表させていただけたことに加え、まだあまり多くない女性の脊椎外科医の方々の発表も拝聴でき、私にとって忘れられない有意義な経験をさせていただくことができました。
最後になりますが、今回の貴重な機会を与えて下った大鳥先生、発表にあたりたくさんご協力頂いた折田先生、志賀先生、脊椎グループの先生方に、心より感謝申し上げます。有難うございました。