6th AFC Medical Conference Chengdu 2019に参加して
更新日 2019.3.8
2019年3月5日から3月8日まで、中国成都市で開催されました、アジアサッカー連盟主催の6th AFC Medical Conference Chengdu 2019に参加して参りました。同門からは森川嗣夫先生と私が参加致しました。森川先生はアジアサッカー界への多大な貢献のご実績から、AFC Distinguished Service Awards Goldを受賞されました。
私は口演で採択され、現在日本サッカー協会にご協力いただき行っているトランスジェンダープレイヤーについての調査、「A survey on recognition and clinical experience of transgender football players among sports physicians and athletic trainers」を発表致しました。
演題やシンポジウムの内容はスポーツ障害、コンディショニング、最新の治療法など様々ですが、心疾患や頭部外傷への迅速な対応を呼びかけるそういった講演が目立ちました。発表者の出身国には偏りがあり、中国、イランが多く、また出身国はヨーロッパやアフリカですが所属先がかの有名なカタール アスペター病院の先生もいらっしゃり、国自体がサッカーに強く力を注いでいるところからの演題数が多い印象を持ちましたが、それはあながち間違いではないのかもしれません。
サッカーの国際学会に出席するのはこれが初めてでした。サッカーの発展のため、様々調査や研究を行っている人が世界にいるのだなと普段の現場とは違う角度からサッカーを見ることができ、またそれと同時に漠然と、国際試合に帯同しているときのように、他の国々に負けたくないなという気持ちになりました。
少なくとも、日本の女子サッカーはアジアに限らず世界のトップクラスいます。そこに、大勢の中の一人ですが関われているということに改めて感謝し、これからも、小さなことでも、自分にできる何かを見つけていけたらなと思います。
トランスジェンダーとサッカーの調査にご賛同、またご協力いただいた皆様、スポーツグループの先生方、有難うございました。