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第45回日本骨折治療学会参加記

更新日 2019.7.3

千葉大学医学部4年
平島 哲矢

令和元年628日、29日に、福岡市の福岡国際会議場、福岡サンパレスにて開催されました、第45回日本骨折治療学会に参加しましたのでご報告させて頂きます。

本会は整形外科の中でも骨折治療に焦点を当てた学会であり、セッションは講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ハンズオンセミナー、一般口演、ポスターなど様々な形式で構成されておりました。私は前腕骨骨幹部骨折に対するLocking Plate固定術による骨の萎縮は術後3年目以降で顕著になるという演題で、一般口演にて発表いたしました。私は工学研究科を卒業しているので学会発表そのものの経験はあったのですが、医学分野での発表は初めてであり、スライドの構成や流れに慣れない部分もありましたが、松浦先生を始め、手外科グループの先生方のご指導のもと、無事に発表を終えることができました。また、学会聴講を通じて、同じ骨折でも病院や医師によって治療方法や指導内容が異なること、各治療法の利点と欠点、小児と成人の違いなど、骨折治療の奥深さを学生のうちから感じることができたのは、非常に貴重な経験となりました。

学会初日の夜には千葉大学関係者による懇親会が開催されました。多くの先生が参加されていましたが、初対面かつ学生の私を受け入れて下さり、お話しする機会を頂けて大変有意義な時間を過ごすことができました。

最後になりますが、研究指導、およびこのような大変貴重な場に参加する機会を与えてくださった松浦先生を始め、発表指導を頂いた手外科グループの皆様、並びに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。