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International Society of Limb Salvage (ISOLS)参加記

更新日 2019.9.23

平成24年卒
木下 英幸

 2019年9月11日から14日にかけてInternational Society of Limb Salvage (ISOLS)がギリシャのアテネにて開催され、千葉県がんセンターより、石井先生、米本先生、萩原先生、塚西先生、木下が参加しましたのでご報告させていただきます。

 本学会は和名で国際患肢温存学会というものであり、骨軟部腫瘍患者の患肢温存に関わる各種治療(再建方法や化学療法など)の発展を目的とし、2年に1度開催される、骨軟部腫瘍領域における外科的な側面に重きを置いた学会であります。世界の骨軟部腫瘍外科医による患肢温存を目的とした新規術式の発表も行われ、非常に刺激となる学会となりました。千葉県がんセンターの先生方を含め小生もe-poster発表での採択でしたが、今後は骨軟部肉腫に対する外科的手法の検討や研究も進め、次回の学会では是非オーラル発表ができるように精進したいと思います。

 学会の合間にはアテネ観光をすることができました。ご存知の通り、アテネは世界で最も古い都市のひとつであり、歴史的建造物が数多くあります。その中でもパルテノン神殿の存在感には圧倒され、また、ギリシャ神話を含め古代ギリシャの歴史にも触れることができ有意義な学会となりました。

 最後になりますが、不在中に病棟管理を行っていただきました鴨田先生およびフレッシュマンの先生方に心より感謝申し上げます。これまでにも本学会で当院の症例をローテーターの先生に発表していただいたこともあります。今後、ご興味のある先生がいらっしゃいましたら、是非とも国際学会にて共に発表しつつ、学会の合間の海外観光も含めて国際的視野を広げましょう。何卒よろしくお願い申し上げます。

  • パルテノン神殿前にてQST病院の今井礼子先生と共に