第20回太平洋・アジア低侵襲脊椎手術学会 (PASMISS 2020)参加記
更新日 2021.4.5
新年度となる2021年度最初の国際学会として、2021年4月1日木曜から4月3日土曜に、大韓民国ソウルのConrad Seoul Hotelで開催された、第20回太平洋・アジア低侵襲脊椎手術学会(The 20th Pacific and Asian Society of Minimally Invasive Spine Surgery、以下PASMISS)にオンライン参加致しましたので、ご報告申し上げます。
本学会は本来2020年8月13日から15日に行われる予定でしたが、世界的な新型コロナ感染症の流行により約半年後の2021年4月1日に延期となり、現地とWebのハイブリット開催となりました。開催地が小生の母国であることから、当初は同門の山縣正庸先生、平山次郎先生、折田純久先生、牧聡先生、沖松翔先生と現地参加を考えていましたが、2021年4月現在はワクチンが十分にしていないこと、および両国とも未だ海外渡航は困難な状況であったためオンライン参加の方針となりました。
本学会ではアジア各国からの基礎、脊椎の内視鏡手術、ナビゲーションやロボット補助の手術などと多様なテーマがありましたが、私は拙い英語でOLIFの中長期成績について発表させていただきました。その他、平山先生は椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術の臨床成績、沖松先生は頸髄損傷に対するMRIで予後予測するDeep learning based radiomicsを発表されました。また、折田先生の多施設1000人以上のOLIFの周術期の合併症に関する発表と牧先生のCSMに対するLaminoplastyで症状が改善するのをMRIで予想するDeep learning based radiomicsのご発表では、非常に活発な討議が行われ今年も千葉大学の凄さを実感致しました。2日間この学会で得られた新しい知見を今後の臨床と研究に活かしていきたいと考えております。
このような貴重な機会を通して甚大なるご指導・サポートをくださった山縣正庸先生、大鳥精司先生、折田純久先生を始めとする千葉大学整形外科脊椎班の先生方とスタッフの皆様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。
また、2022年7月には山縣正庸先生が会長としてPASMISS 2021がオンライン開催されます。
同門の先生方におかれましては全面的なご支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。