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第16回CAOS研究会参加報告記

更新日 2022.3.18

千葉大学整形外科
弓手惇史 (H25卒)

この度、2022年3月17・18日に北里大学北里研究所で行われました第16回日本CAOS研究会に参加いたしましたのでご報告致します。

 

CAOSとはComputer Assisted Orthopaedic Surgery の略であり、2007年にコンピューター支援手術の普及を目的に発足した研究会です。

 

今回はAI (Artificial Intelligence)のシンポジウムで発表の機会を頂き、敵対的生成ネットワーク (GAN)による頚椎頚髄損傷のMRI T2強調像から擬似STIR像の生成について当院で行なっているAIの研究も交えて発表しました。ここ数年AI技術の発展に伴い、整形外科分野でもAIの研究が進んでいます。他の演者の発表では非常に高い精度の骨粗鬆症診断AIの開発や、骨折診断AIのカルテへの実装など、我々の診療にすぐに役立ちそうなものもあり、AI研究が整形外科分野での実臨床に応用されるのも遠くないと実感しました。

 

また本研究会には千葉大学から落合信靖先生と同門の赤澤努先生がそれぞれシンポジウムでご発表されておりました。

 

最後にこのような機会を与えてくださりご指導頂きました牧先生、また日頃よりご指導いただいている古矢先生と大鳥先生にこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。