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ISSLS ANNUAL MEETING 2022参加記(大山先生)

更新日 2022.5.23

大山秀平(平成31年度入局)

 2022年5月9日から13日にアメリカ・ボストンで開催されたISSLS ANNUAL MEETING 2022にweb参加致しましたのでご報告致します。

 

今回「The quantity and quality of lumbar muscles and lumbopelvic parameters in patients with degenerative spondylolisthesis」という演題をSpecial Poster Sessionで採択いただき、発表させていただきました。

 

学会は現地開催のみの方針であったため、社会情勢も含めて演題は取り下げておりました。しかしながらアジア圏の参加が少ないためオンラインのセッションを急造したと1か月前に連絡があり、再度参加の方針に転換しました。

Special Poster Sessionのweb発表については、「Virtual Session」として内容とは関連なくweb発表専用のセッションが用意され、事前提出のビデオとリアルタイムディスカッションを行う形式で、日本人の先生方を中心としたセッションでした。

発表当日は東千葉メディカルセンターで青木先生にバックアップいただきながら参加致しました。回線の不安定さが事前ミーティングの時点で心配でしたが、当日も私のビデオは完全な形では再生されず、悔やまれる内容で幕を閉じました。

 

本研究は、東千葉メディカルセンター研修時に取り組ませていただいていた、無症候の腰椎変性辷り症患者を対象とした腰筋と腰仙椎アライメントに関しての研究です。最終的にCureus誌に投稿した本研究は青木保親先生にご指導いただき、青木先生自身の過去の研究を下敷きにデザインから取り組ませていただいた初めての研究です。研究を論文化しAcceptにまで至ることの難しさと実力不足を痛感した思い入れのある研究です。

 

ほろ苦い学会参加とはなりましたが、本研究を通じてISSLSのSpecial Poster Sessionでの発表機会を得られたことや、学会準備を通して得られたものは特別なものがあり、リベンジを含む今後の臨床・研究への大きな励みとなりました。

改めましてご指導いただきました青木保親先生、現地参加するか否かを最後までご相談に乗っていただいた志賀康浩先生、この場をお借りして御礼申し上げます。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。