R3年4月から、国立がん研究センター研究所に国内留学をさせていただき、整形外科領域の肉腫の細胞株の研究をさせていただいております。

R4年10月1日に第81回日本癌学会学術集会で発表した「Screening of 214 antitumor agents using cell lines derived from seven patients with giant cell tumor of bone」の演題でJCA若手研究者ポスター賞を受賞させていただきました。

　本受賞は、ご指導して下さった国立がん研究センター研究所の近藤格先生をはじめとする先生方と、千葉大学整形外科医局の先生方のおかげでございます。

本当にありがとうございました。

　本研究は、骨巨細胞腫を始めとする骨・軟部腫瘍は希少がんでは、適切な前臨床モデルが不足するため研究が捗らないことに着目し行ったものです。

私は、本研究を通して研究課題の見出し方と、それを聴衆に理解してもらうための方法について学ばせてもらったと考えております。そして、本研究で学んだことは今後の医療にも役立てて参ります。

2023年からは臨床に戻らせていただきますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。