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第55回脊椎外科同好会参加記

更新日 2023.9.27

H13卒
古矢丈雄

少し前になりますが、2023年8月26日に兵庫県淡路島にて開催された第55回脊椎外科同好会に参加して参りましたのでご報告致します。

 本会はいわゆるClosedの「ほんね会」でございます。私は大学院生時代に当時の頚椎脊髄班チーフ山崎正志先生 (S58卒、現筑波大学医学医療系整形外科教授)に誘われまして初参加し、その後もできる限り毎年参加しております。本年は神戸赤十字病院の伊藤康夫先生が当番幹事をお務めになり、「次の50年に伝えたい症例」をテーマにプログラムが組まれておりました。千葉大関連からの参加者は私と國府田正雄先生 (H3卒、現筑波大学医学医療系整形外科准教授)の2名でした (翌日が夏期研修会であり千葉大関連からの参加は例年よりも少なかった印象です)。

 研究会は全27演題に対し、午後13時から21時過ぎまで活発な討論が行われました。私は最近千葉大でも施行している胸椎後縦靭帯骨化症に対する全周性の除圧固定術 (後方除圧固定術と後方進入前方除圧術の合併手術)について発表させていただきました。古くは「大塚法」として多く施行されてきた後方進入前方除圧法ですが、近年の顕微鏡や骨掘削器 (超音波破砕器)の発展に伴い、その安全性が以前より高まり、再注目されている術式です。

 会場の兵庫県の淡路島夢舞台国際会議場は大変に風光明媚な場所でした。時間があれば前後に少々観光もしたかったのですが、業務の合間での参加となり、当日現地入りの翌早朝の新幹線で千葉戻りと弾丸ツアーとなってしまいました。また機会がありましたら是非訪れたいと思いました。

 

集合写真

 

淡路島PRポスター

 

会場淡路島夢舞台前の海

 

映画の撮影が多く行われているようです