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AO Spine Advanced Seminar (韓国)にて登壇の機会をいただきました

更新日 2023.9.27

H13卒
古矢丈雄

少し前の記事となります。2023年7月8日に韓国ソウル市内のChung-Ang大学病院にて開催されましたAO Spine Advanced Seminarにて講演の機会をいただき、無事発表して参りましたので報告致します。

 今回は海外ゲストとして北京第三病院のDr. Feifeiと共に発表の機会をいただきました。研究会のテーマは「Deep dive to spinal fusion」で、脊椎固定術に関する内容の発表を、との依頼を受けました。私は「When should additional posterior fusion be considered instead of laminoplasty in cervical spondylotic myelopathy?」という題名で、頚髄症後方手術における固定術の適応について講演させていただきました。多くの頚髄症症例において椎弓形成術 (後方除圧単独)にて良好な治療成績を得ることができますが、中にはすべり、異常可動性、バランス不良、局所後弯など、除圧単独手術による成績不良が言われております。こういった成績不良例に対する固定併用の後方手術の適応についてお話させていただき、議論して参りました。講演内容としては本邦同様、韓国でも関心のある領域のようでした。私の拙い英語も皆さん一生懸命聴講してくださり、講演後のdiscussionも多くの質問やコメントをいただき大変盛り上がりました。

 発表後は会場近くの地元の焼肉屋さんで本場の焼肉をいただきました。参加者の皆さんは大変親身に接して下さりました。引き続き整形外科、脊椎外科という学問を通じ深い友好関係を保ち、次世代にもこの関係を引き継いでいければと感じました。

 最後になりますが、今回声をかけていただきましたコースチェアマンのKwang-Sup Song教授、韓国の脊椎外科の重鎮Jong-Beom Park教授、ほか韓国の先生方に心より御礼申し上げます。

 

講演

 

集合写真

 

打ち上げ後