第31回日本腰痛学会 Modic Award 最優秀賞を受賞しました
更新日 2023.12.14
2023年12月1日から2023年12月2日にかけて、徳島県にて開催された第31回日本腰痛学会において、応募させていただいた演題がシンポジウムに採択され、セッション内Award選考において最優秀賞を受賞いたしましたのでご報告いたします。
本学会ではメインプログラムの一つとして、Modic changeの提唱者であるMichael Modic教授が来日され、招待講演にてご講演いただいたほかシンポジウムのコメンテーターとしてご参加されました。私は2日目に行われたシンポジウム7「Dr. Modicに聞く」に、「術前のModic changeの有無と術後の進行に着目した腰椎椎間板ヘルニア術後成績の検討 (Outcomes of lumbar disc herniation surgery: focusing on preoperative presence and postoperative transformation of Modic changes)」という演題で採択され、発表させていただきました。
本演題はModic changeの有無に焦点を当てて腰椎椎間板ヘルニア手術症例の術後成績について検討した臨床研究であり、術前のModic changeの存在や術後に変化したかどうかと術後2年の手術成績には統計学的に有意な関係性が見られなかったことから、治療方針の決定においてModic changeを考慮する必要性は低いという報告を致しました。発表後にModic先生からひと言目に「I agree your opinion.」と言っていただいたことは印象に残っております。全7演題の発表終了後、優秀賞3演題、最優秀賞1演題をModic先生に選んでいただくという企画で、最優秀賞を受賞いたしました。
非常に質の高い議論が展開されていた中、英語発表を無事終えただけでも満足でしたが、このような賞を受賞できて大変光栄なことと感じました。自身の発表に限らず、本学会を通じてModic changeに関する知見を深めることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
このような貴重な発表の機会をいただいた、会長を務められた徳島大学の西良浩一教授をはじめとした徳島大学整形外科の方々に心より感謝申し上げます。また、会場にてお祝いの言葉をいただいた同門の先生方に御礼申し上げます。特に、現職にてご指導いただいている青木保親先生には大変喜んでいただき、わずかながら普段の恩をお返しすることができたのではないかと安堵しております。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。