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FESSH(オランダ・ロッテルダム)2024参加報告記

更新日 2024.7.2

千葉大学整形外科 手外科
小林樹

2024年6月26日から29日にかけて、オランダのロッテルダムで開催されたFESSH2024(European Federation of Societies for Surgery of the Hand)に参加しましたので、ここにご報告いたします。

 

FESSHは、ヨーロッパを中心に手の外科に携わる医師や療法士が参加する国際学会です。今回、当大学からは山崎貴弘先生、谷口慎司先生、北條篤志先生、武田拓時先生、そして小林の5名で参加いたしました。会場では日本からの他県の先生方もお見かけし、国際的な交流の場となりました。

 

学会では、山崎先生がメインホールの第一会場で発表を行い、北條先生のセッションでは活発な質疑応答が行われました。私はE-POSTER発表を担当し、ポスター作成から発表まで貴重な経験を積むことができました。また、初めての国際学会現地参加を通じて、海外と日本の治療法の違いを直接見聞きする機会を得られ、大変勉強になりました。

 

学会の合間には、オランダの文化や建築にも触れる機会がありました。個性的な建築物が多く、マルクトハルという特徴的なマーケットで食事をしたり、キュービックハウスを見学したりと、充実した時間を過ごすことができました。

 

このような貴重な機会を与えてくださった大鳥精司教授、松浦佑介先生、手外科グループの先生方、そして大学での留守を引き受けていただいた大学院生・フレッシュマンの先生方、諸先生方に深く御礼申し上げます。本学会で得た知見を今後の臨床・研究に生かし、さらなる精進を重ねてまいります。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

[FESSH 2024]

・Oral: 2演題

Evaluation of Numbness using NRS and Related Factors after Carpal Tunnel Syndrome Surgery

Presenting author: Takahiro Yamazaki

 

Stress changes in the lunate and scaphoid bone due to closing radial wedge osteotomy; Investigation of optimal osteotomy angle for Kienbock’s and Preiser’s disease using finite element analysis

Presenting author: Atsushi Hojo

 

・E poster: 2演題

Influence of each phalangeal joint motion on the evaluation method of thumb pronation angle (T-R angle) during thumb opposition

Presenting author: Shinji Taniguchi

 

Efforts of an orthopedic surgeon with symbrachydactyly type 2

Presenting author: Tatsuki Kobayashi