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整形外科の魅力について

更新日 2017.1.22

平成10年卒 三浦陽子

進路に迷っている皆さん、ぜひ整形外科を検討してください! とは言っても私も学生の時は、整形外科は体育会系のスポーツマン男子が行く科というイメージが強く、整形外科の入局は全く考えておりませんでした。しかし今本当にこの科を選択してよかったと実感しています。そこでみなさんに不安なく入局を検討していただけるよう、いくつかみなさんが感じているであろう点について考えてみたいと思います。

① 「整形外科は力が必要?」

答えはNOです。整復などは力まかせで行うことはほとんどありません。コツとタイミングを理解することで、力が男性並みになくても十分対応できます。 また手術では神経や血管などを扱うことも多く、女性ならではのきめ細やかさが要求されることも多いと思われます。

② 「女性医師は必要とされていない?」

これも答えはNOです。怖い?重鎮の先輩女性医師もおらず、女性医師同士の各世代間のコミュニケーションも良好です。困ったことがあったらすぐに相談できる環境にあります。また周りの男性医師も紳士的な先生が多いので、女性医師は他の科と比べても大切にしてもらえると思います。(むしろ女性医師のほうが強いという噂も、、、)

③ 「家庭との両立は大変?」

これもNOです。もちろん仕事と家庭の両立はどこの科に行っても大変な部分は多いと思いますが、整形外科の患者様は夜間急変することも少ないですし、他科と比べてより大変ということはないと思います。私も外科医の主人と2人の子供(小1、4)がおりますが、なんとか両立しています。

整形外科の魅力は何と言っても、患者さんの笑顔と出会う機会の多さです。また整形外科は、脊椎、関節系、小児、マイクロサージェリー、リハビリ、腫瘍など様々な分野に細かく分かれており、整形外科に入ってからゆっくり専門を選ぶことができることも魅力です。今後日本は超高齢社会に突入していきますが、子供からお年寄りまでまんべんなく診察することができるのも楽しみでもあります。  進路に迷われている女性のみなさん、ぜひ、整形外科を検討してくださいね!