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第40回 第9回千葉県サッカー医科学研究会のご報告

更新日 2019.3.1

千葉大学医学部附属病院 整形外科
平成28年度卒 濱田 剛史

201929日(土)に千葉メディカルセンターにて開催された第9回千葉県サッカー医科学研究会に参加させて頂きましたのでご報告させて頂きます。

この度初めて本研究会に参加させて頂きましたが、千葉県内の多職種の先生方が一同に会し様々な研究、報告をに関する議論を聞くことができ、大変勉強になりました。

 

今回は女子サッカーをメインテーマに様々な講演がありました。はじめに一般演題として諸先生方の研究について拝聴させて頂きました。千葉大学からは貞升先生が女子サッカーにおけるスポーツとジェンダー学という演題で発表され、世界および日本でのトランスジェンダーへの取り組みについて考えさせられました。また特別講演としてアントラーズスポーツクリニックの山藤崇先生、国立スポーツ科学センターメディカルセンターの土肥美智子先生にお越し頂き、山藤先生には鼠径部通/股関節痛の診断および股関節鏡手術について、土肥先生には女性アスリートとの付き合い方についてご講演頂きました。山東先生の鼠径部/股関節の診察方法は私にとって非常に新鮮であり、股関節鏡という普段あまり目にすることができないものも見せて頂き、大変勉強になりました。また土肥先生には女性アスリートとの付き合い方として、男性との基本的な違いから注意すべき点まで細かくご教示頂き、今後女性アスリートと関わる際に参考にさせて頂こうと思います。

 

本研究会に参加させて頂き、大変勉強になったとともに、大きな刺激を受けました。まだまだ未熟ではありますが、今後もサッカーに関わっていきたいという想いがより強くなりました。日常の診療にも今回得た知見を活かしていきたいと思います。これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。