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第77回 国民体育大会関東ブロック大会・サッカー競技に帯同して

更新日 2022.9.27

県立佐原病院
平成28年卒 林伸晃

 第77回国民体育大会関東ブロック大会・サッカー競技の試合が駒沢競技場にて開催され、ドクターとして帯同したのでご報告します。

 

 

 今年度の国民体育大会サッカー競技は成人男子、少年男子、少年女子のカテゴリーで分かれています。この予選は10月に栃木県で行われる国体に出場するために関東の各チームがトーナメントで争い、上位2チームを決めるものです。成人男子は昨年度まで細川博昭先生が帯同されていましたが、今年度から私が引き継ぎました。今年の成人男子のチームはブリオベッカ浦安の選手・スタッフをベースにVONDS市原の選手・スタッフを加えたチームで構成されました。

 

 

コロナウイルス予防の観点から集合時に全員に抗原検査を行い、meetingはzoomで行い、飲水も各々のボトルで管理をすることで感染対策をして臨みました。大きな怪我やコロナ感染はなく終了しましたが、試合結果としては決勝戦でPK負けとなり、本大会進出とはなりませんでした。

 

 

 今回の帯同を通して学んだことはドーピングに関してです。普段関東リーグでプレーをしている選手はドーピング検査を受けていません。合流時のメディカルチェックの際に確認したところ、ほとんど全員の選手がサプリメントやプロテインを飲んでいました。ところが選手は国体本選出場や天皇杯の時にはドーピング検査を受ける可能性があります。普段から体を鍛える際に摂取していたものを突然止めるのは大きなストレスとなります。そのような場合に参考になるサイトがいくつかあり、例えばアンチ・ドーピングのためのスポーツサプリメント情報公開サイト(https://www.sports-supplement-reference.jp/)も参考になります。選手の立場に寄り添うことを考えた場合このようなサイトを利用することもできます。ですが、まずドーピング検査で陽性にならないためには自然食品から栄養を摂取することが大切です。

また来年以降も本大会に進出できるようサポートしていきたいと思っております。