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第77回国民体育大会 女子7人制ラグビー千葉県代表の帯同ドクターを終えてのご報告

更新日 2022.10.17

帝京大学ちば総合医療センター
川口大貴

 10月1日から10月11日まで開催された「いちご一会とちぎ国体」において、ラグビーフットボール競技女子7人制の本大会予選リーグが10月5日に行われ、チームドクターとして前日練習の10月4日から帯同させていただきましたのでご報告させていただきます。

 

 千葉県は特にオンとオフの切り替えが見事なチームで、和やかなムードで会話をしている時間が多いのですが、プレーそのものは非常に引き締まったものがあり、個々の調整にも余念がなく、密度の濃い前日調整をされているのが印象的でした。
 予選は京都府、徳島県、福岡県と同リーグで行われ、雨天と急な気温の低下に見舞われコンディションが悪い中での戦いとなりました。残念ながら1勝2敗で予選通過とはなりませんでしたが、普段別々のチームでプレーしている選手同士が活発にコミュニケーションをとり、和気藹々とした雰囲気で真剣にラグビーに取り組む姿勢は圧巻であり、今後の千葉県女子ラグビーの活躍は期待に満ち溢れていると感じました。

 

 

 今回の帯同で、選手との交流はもちろんのこと監督やスタッフ、スポーツトレーナーの方々とコミュニケーションを密に取れたことは、自分がスポーツドクターとして参加する際の立ち位置ややるべきことを考える良いきっかけとなり、現場で学ぶことの重要性を再認識することとなりました。
来年の鹿児島国体では、少年男子、青年男子、女子ともに本戦出場を果たすべく、微力ではありますがサポートさせていただきたいと思いますので皆様応援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 最後に、ローテータという立場でありながら勤務の調整にご配慮いただきました、帝京大学ちば総合医療センターの村田教授および諸先生方にこの場を借りて改めまして感謝申し上げます。